肩こりは解消できる

肩こりは多くの方を悩ます症状です。近年の生活習慣の変化、パソコンの普及などにより、若い方から年配の方々まで実に多くの人々が肩こりを経験しています。あまりに慢性的に肩こりを持ちすぎで、肩が凝っている状態が”普通”と考えている人も多くいらっしゃいます。痛みや不快感、筋肉の凝りは”普通”ではなくほとんどの場合取り除くことができます。

それでは肩こりの原因を考えて見ます。一般的に肩こりは肩から首にかけての筋肉の凝り・張り・痛み・不快感・重み・高張などといった言葉で表されます。肩にある一番外側の僧帽筋は肩こりの最も多い原因の筋肉と言われています。しかし僧帽筋の下に重なる多くの筋肉、首に繋がっている筋肉も肩こりの原因となっています。肩甲骨から首にかけての肩甲挙筋、肩甲骨と背骨をつなぐ大菱形筋、鎖骨から首をつなぐ斜角筋なども頻繁に”凝る”筋肉です。原因の多くは人間の頭を支える首の構造に負担がかかり、筋肉の緊張状態が慢性的に続いたりすることです。腰痛の記事にて紹介させていただいた“変形性関節症”は首にも影響します。首は頭の重さを支えれるように設計されていますが、それは正しい支え方(姿勢)がなされている場合です。姿勢が崩れ、首の構造に負担がかかり、関節が変性してしまうと腰痛と同じようなメカニズムで関節機能不全と疼痛を伴い、周りの筋肉に負担がかかり肩こりを引き起こすのです。THM!)こうして、腰痛と同じように神経システムはマイナスの方向(痛みの神経パターンと神経細胞のアンバランス)に変化していってしまいます。

それではどのように姿勢が崩れ首の構造が崩れていき、肩こりに向かっていってしまうのでしょうか。人の姿勢をコントロールしているのももちろん神経システムです。大したものでなくても首に何らかの衝撃が加わっての怪我が関節の機能を低下させ、脳への関節情報が減少し、首の構造が崩れることがあります。首以外の身体のほかの部分、背中、腰、膝、足首などの問題が身体のバイオメカニックスを乱してしまったり、神経システムを負の方向に変化させてしまったりし、首まわりの筋肉のコントロールを乱すこともあります。そして現代人に多く見られる原因として、パソコン・テレビ・携帯電話の長時間使用が、肩こりの大きな要因となっています。パソコンやテレビを見ているとき、気がついたら自分の顔が前に突き出て、ディスプレイに近づいていませんか?頭を支えるために理想的な姿勢・支え方は、人を横から見たときに耳の穴と肩の中央が垂直になり、あごを引いている位置です。顔が突き出てしまうと、首のカーブが死んでしまい、頭の重みを効率的に支えることができず、首の骨にダメージが蓄積され、周りの筋肉も負担がかかり、肩こりへとつながります。(THM!)

なぜ、顔が突き出てしまうのか。これも実は人間の神経経路のつながりによるものなのです。パソコンやテレビから出ている光情報は目を通って、脳のある部分を刺激しますが、そのときに通る中脳も刺激してしまいます。中脳が刺激されたとき、反射のようにそのまま関連づいている筋肉も刺激されてしまうのです。それが、首の前についている筋肉です。首の前の筋肉の刺激は、そのまま顔を合えに突き出すことにつながります。よって、長時間パソコンなどをしているときに、どんなに意識しても顔が前に出てしまうのは、神経経路がそのようにつながっているからなのです。

肩こりの治療は腰痛のそれと似ています。痛みのもととなっている関節・筋肉を正常化させ、慢性的な痛みを起こしている神経経路を再構築し、痛みを抑制する中枢神経の機能を向上、”痛みの神経パターン”を壊してあげるということです。(THM!)さらに再発防止のために、正しい姿勢を保つ意識、筋肉の過剰な緊張状態を避けるためのストレッチ、そして長時間のパソコン使用を避けられない人のために中脳の過剰刺激を減少させるための光情報をカットするスクリーン・メガネを使用するなどがあります。

肩こりは解消できる症状です。日頃の生活習慣・姿勢は肩こり解消に大事な要因ですが、肩こりを慢性化させない、慢性化している肩こりの神経経路を壊すため適切な筋肉のTone(緊張力)を保つため、神経機能を正常化させることが必要です。

注:肩こりは様々な原因で引き起こされる症状で、ここで紹介させていただきましたのはその要因となる一例であり、すべての肩こりが上記のように引き起こされるわけではないこと、またここでご紹介した対処法・治療がすべての肩こりの解決とはならないことをご理解ください。しかし、多くの肩こりは上記のように引き起こされ、カイロによる治療でよくなる可能性が大いにあります。患者様それぞれの肩こりにつき、まずはご相談いただき検査する必要があります。

Advertisements

Posted on 07/11/2012, in 肩こり, 慢性になりやすい痛み. Bookmark the permalink. Leave a comment.

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this: